2020/08/29 15:12
石油ランプのやさしい灯り。
電気の通らない山小屋や秘境のランプの宿では
今も現役で使われています。
大正時代、
新しい電気の灯りに変わるまで
明治時代の人々の生活を
照らした石油ランプは
北海道開拓が進む全盛期の小樽を
照らした灯りでもあります。
そして今では
小樽駅のホームや駅舎で
北一硝子さんのランプが旅人を迎えています。
ここ小樽で
100年近く眠っていたランプ。
真っ黒に煤けて忘れ去られた古ランプに
再び火を灯せないだろうか?
リペアに挑戦しました。
「ほや」、
「金属製の油壺」に分けて
それぞれを清掃。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/1c7a8f9d267acdc5532412f921bae29a.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
ほや(火屋)は風除け用のガラスの筒。
dotto・CANDLEでは
ガラスびんにあたる部分です。
明治時代の古いガラスには、
厚みや歪みやクリアではない透明感など
深い味わいがあります。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/ee5723b8cdbbebb0ace568742ef433f1.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
油壺の上の口金を回すと
スクリューになっていて
取り外しできました。
構造はシンプル。
燃料を吸い込んだ芯に火が灯る仕組みは
キャンドルと同じです。
油壺の内部は乾いていて、著しいサビや劣化・穴などは
ないようなので軽い清掃で済ませました。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/90c9f2cbe36d3207e4ba90e68e6023f1.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/f05c4e89fc4455ea7a6cd9973213f621.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
横に出ているねじを回し
上下させて取り替えます。
替芯は幅24mmで
8分芯といわれるものでした。
芯の先の角を少しカットし山型に。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/778e1a9fd87866397b28392829d77f72.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
手元にあった
ランプ用のパラフィンオイルを入れます。
灯油より安全で、匂いがなく、
ススが出にくい、という利点があります。
・・どこかで聞いた話ですね。
パラフィンよりソイワックスの方がさらに匂いがなく、
ススが出にくい、というのはdottoの営業トークでした。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/11c4e64f0cbc9df26aa1e814dfc013a2.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
芯と口金部分をセットして
周りの安全を確認し
いよいよ、点火!
爆発なんてことは、、とおっかなびっくりです。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/9a0000ddd362ef19b3fbbeb27dac3e5f.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
つきました!!!
布芯は木芯と同じで
上に出ている部分が多いと
最初は勢いよく燃えて
だんだんと落ち着いていきました。
100年ぶりの灯り。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/595843/blog/dae4e4b9dfd1d8a20a1fd69df907a77e.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
古道具がひとつ、蘇りました。
これからは木芯キャンドルと一緒に
再び新しい時代を照らします。
消し方は・・・
ネジを回して芯を少し下げ
炎が小さくなったところで
軍手をしてほやを少し持ち上げ
すき間からフッッっと吹き消しました。
使い方もシンプル。
■■■■ 今後の出展予定 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
状況により中止、延期等変更の可能性があります。
HPやSNSにて事前にご確認をお願いします。
◆2020年9月9~11日&13~15日
クラシェ「北海道のとっておき」@札幌チカホ
10:30~18:30
◆2020年 9月27日(日)
芸森アートマーケット@札幌芸術の森
11:00~16:00
★dotto・CANDLEをお求めいただいた皆様へ★・・・・
dotto・CANDLEはちょっと変わったキャンドルです。
不規則と手間。現代が置き去りにしつつある時間。
ブログにて楽しみ方をご紹介しています。
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SHOP紹介 :dotto・CANDLEブログより
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SHOP紹介 :dotto・CANDLEブログより
お店によってお取り扱いの品が異なります。
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