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2024/03/29 15:00

今年の北海道は雪どけがゆっくりです。


やっと道路のアスファルトが出てきて

「こんなに道幅が広かったっけ?」と

この季節の決まり文句を口にしながら

足元も滑らず、気にせず

歩けるようになってきました。


カレンダーを見ると

3月も終わりかけ。


1月のイベントの後のdottoは

大雪に埋もれ

人も車も調子を崩し

何だか記憶がありません。


少し雪の暮らしを振り返ってみようと

思います。



庭畑の作業がなくなる代わりに

出てくるのが古い明治の家の雪作業。


(扉も雪で開けられません)



道をつける、足場をつくる、

雪をよける、屋根の雪を落とす、

マイナス気温の重労働が続きました。


(道つくり前)

(雪が積もる度に道つくり)


(足場を固めてからの雪下ろし)


役に立ったのは、

T字や三角型のアタッチメントが

付け替えられる長ーい雪落し棒。


棒が届く範囲だけでも、

地面から雪下ろしできるのはありがたいです。





(少しずつ切り込みを入れて屋根から落とします)



(作業中、庭畑には珍しいキタキツネ)



マイナス気温では

抑え気味にしても

全身を使って数時間作業すると

汗をかいて体が冷えます。

すぐにストーブに当たれる環境ではないので

アウトドア仕様の服装も

温度変化に追いつかず

いい手はないか、懸案です。



そして極寒の中、

車のエンジンがかからなくなりました。。。


プロにアドバイスいただいて

凍っているかもしれないという部品に

お湯を沸かしては、かけ続けるという作業を

氷点下の外で半日。。。

結局動かず、部品交換となりました。



快適さも手間も

今時の車とは違うのですが

古い四駆を乗り続けています。


新しいものを買い換え続けるマーケット、

持続可能性と経済、

いろんな場面で考えることですね。



そうこうしているうちに

「小樽雪あかりの路」が始まって

たくさんの観光の方々が

小樽運河周辺に来ていました。





体も気持ちも疲れて

癒やされたくなったので


庭畑で、はじめてひっそりと

dottoだけの雪あかりの路、


リサイクルしたキャンドルや

サンプルを灯しました。



ハーブや野菜や自生草で

にぎやかな夏の庭とは

全く違う趣きで


冷たい雪の中

広がる香りと静かな時間


小さな明かりの揺らめきは

きれいです。



dottoは、四季を通じて

「自然」と「古いもの」の間で

右往左往しています。


おつきあいをありがとうございます。



もうすぐ春。

出展シーズンが始まります。


こんな自然の空気感をつめこんだキャンドルを携えて

あの街やこの街へ伺います。


きっとどこかで、お目にかかれますように。