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2019/03/28 10:00

春めいて雪が降り、

そして雪どけ、また雪の小樽です。


桜の便りもまだ別世界のおはなし。

歩いていても体が冷えます。

そんな時は日本銀行旧小樽支店向かいの小樽文学館でひと息。

廃線の線路を歩ける旧手宮線の横というちょうどいい場所に建つ

レトロな四角い鉄筋コンクリートの建物です。


今、2階の無料展示ギャラリーでは

「シナリオライター・石山透と少年たちの1960年代」の

企画展示が始まっています。


手塚治虫氏原作のマンガ、時間をとめられるようになった

男の子の冒険『ふしぎな少年』を1961年放映テレビドラマで

シナリオ担当されたのが小樽出身のシナリオライター石山透氏だったそうです。


『ブラックジャック』の精巧な原画レプリカや

マンガ雑誌の展示、手塚治虫マンガの閲覧コーナーもあります。

(写真は文学館に許可をいただき撮影・掲載しています。)


疲れたら隣のカフェスペースへ。

ブタの貯金箱にお金を入れて、温かいコーヒーがいただけます。

古い大きな窓ガラスからみえる少しゆがんだ景色。

空気の漂う音が聞こえてきそうな静けさ。

やっぱりここは時間の流れが少しちがう街なのです。


時間がとまったら、あなたは何をしたいですか?